- 2011年7月 5日 07:03
小学生の頃。名古屋市南区の実家から熱田区にあるばぁちゃんちに自転車で行ったのが小さな小さな旅の始まりだったのかもしれません。
そもそも最初は「いつか世界中を旅をしてみたいなぁ...」程度のものでした。そんな事を考えているうちに、数年前からアメリカ&ヨーロッパを周遊したいと考え出し、その為に少ない給料の中からレコード代と呑み代とを上手に折り合いを付けつつ、毎月数万円を貯金する事からこの世界一周旅行が始まりました。
コツコツと小額ながら毎月貯めてきたお金も自身で定めた目標金額に近づいて来た頃。それは2009年の暑くなってきた頃だったかな。ミツ師と藤原社長に「世界一周に行かせて下さい!」と、言っちゃったのです。言っちゃったんですね。貯金をし始めた当初はアメリカとヨーロッパ周遊が目的だったのですが、「まぁ、どうせなら...」と、意識は徐々に当時の自分の可視範囲以上の南米、中東、アフリカ、アジアに向いている事に気づきました。
とりあえずやろうとしている事を周りに宣言して「やんなきゃあいつは嘘つきだ」と、言われる窮地(と、言えば大げさですが)に追い込む所から始めました。
海外一人旅なんて今までした事もなけりゃ、サイパンやグアム遠くてセブ島しか行った事のない僕。右も左も分からない。そう、全くの「ゼロ」からのスタートでした。しかし、なんとかなりました。なるもんです。その辺りからの経過はこのblogを最初から読み直して下されば(そんな奇特な方がいるとは思えませんが)分かりやすいかと思います。
「何があるか分からないからとりあえず行って見よう!」と、そんな心構えだった事には違いありません。言葉が通じない、治安が悪いなんてのは不思議と全く気にならず、それよりも行きたい!見てみたい!と、言う好奇心が圧倒的に勝っていたのは確かだと思います。
そしてアメリカはシカゴから旅はスタート。とにかく今までの先入観を捨て去り、自身を「愚」として外来の知見に無防備に晒そうと。とにかく晒そうと。「それをしたらどうなるのか?」そんな事は一切考えませんでした。まぁ、とにかくそれだけを念頭に置き、毎晩の様に呑み歩いては良い音楽を聴き、地元の人々の優しさに触れ、手帳にはその時々に思いついた様々な事を走り書きし、時にモーレツな孤独に襲われたり、でもまたその国々の人達の親切心に救われたり...。良い事、悪い事。楽しかった事、嫌だった事。それら全てひっくるめて僕だけのかけがえのない大きな財産となりました。この財産は世界遺産をいくつ見ようが、どれだけお金を稼ごうが決して得られない、本当に貴重で大切なものです。
一軒、また一軒と酒場に出向く事で自分の中の可視範囲が広がっていく。もちろん言葉は通じずその場の空気でなんとなく会話は成立していくのですが、一所懸命話してくれる姿勢、そしてWelcomeな姿が本当に嬉しかったなぁ。言葉は通じないけど、同調出来る。友達になれる。仲間になれる。そんな風に勝手に感じながら毎晩、毎晩と酒を呑んでいました。
それは永遠に続くかの様に思っていた昨年の夏から1年。まるで小学生の夏休みかの様にあっという間に過ぎ去って行きました。
世界各国では様々な人達にお世話になり、それが無ければ僕は絶対にここまで来られなかった。決してこんな貴重で楽しい経験は出来なかった。そう強く断言出来ます。
この1年間で世界中から学んだ様々なものは僕自身の中に深く身体化しているものだと思います。
さて、簡単な挨拶で終わらせようと思っていましたが文章が長くなりすぎちゃってますね。
せっかくここまで読んでくれたのですから、もう少しだけお付き合い下さいね。
で、このblog。世界一周用のblogとして前身のメガタこらむ(現SoulGroundコラム)から枝分かれして書き始めたものでして、正直誰がこのblogを読んでくれているのか。何人の人が読んでくれているのか全く分からないのです。でも、それは僕にとってさほど重要では無く、そもそもこのblogは備忘録とでも言いましょうか、僕自身の為に僕が書いている様なものなのです(blogってそうですよね?)。しかし、それが何かのきっかけで色々な方々が読んで下さっているみたいで、更にコメント等を下さったりとこの旅路を歩んで行く上での大きな推進力となったのは確かです。それに加え、TwitterやFacebook、mixi等も同様です。本当にありがとうございました。
世界中の人々の親切心を頂きながら歩んで来たこの旅路。そんな大切な贈り物に対し、僕の中で昇華する為には「この世界の人々から贈与されたものが何を意味するのか。何に役立つのか」それを知る為には多少の時間と様々な経験を要するかもしれません。しかし、それがこれからの義務であると思っています。そこで「じゃぁ何をするの?」そう聞かれても返答には困りますが「いやぁ。世界一周旅行、楽しかったなぁ~。」で、終わらすべきでは無い。と、そう思っていると捉えて頂ければ幸いです。
さて、またまた話は脱線してしまいそうなので閑話休題。
かの有名な哲学者、カール・マルクスの言葉でマルクス主義を象徴していると言われているこんな言葉があります。
「彼らはなんであるかは、彼らの生産と、すなわち彼らが"なに"を生産し、また"いかに"生産するかと言う事と一致する」
意訳すると、その人が本当は何者であるかなんてどうでも良い。「何者であるか」ではなく「何をするか」で人間は決まる。マルクスはそう断言しているんですね。{引用:若者よ、マルクスを読め 著者 石川康広&内田樹}
世界で色々なものを見て常にそう感じていたのでこのマルクスの言葉を聞いた時は嬉しかったですね。
あれ。また脱線してるなぁ。ダメだ、ダメだ。
最後に。
2010年7月6日に出発して1年。このblogには書ききれていない事柄は山ほどあります(その話は名古屋で酒でも呑みながら...)。もちろん毎日楽しんで世界一周をしていた事に違いは無いのですが、やはり嫌なこと、大変だった事も沢山。楽な事ばかりではありませんでした。しかし、振り返ってみても世界的辺境地=日本を出てみて、世界一周してみて本当に良かったと。様々な異なる文化に丸裸で飛び込んで、色々なものを吸収出来て本当に良かったと。心の底からそう思える事が出来ました。世界中の人々の優しさに助けられ(時に騙され)、日本の友人、家族に支えられ。五体満足で無事に帰る事が出来そうです。
この記事を書いている今は明け方。もうすぐ朝日が登って来ます。何度も何度も繰り返し見てきた朝日ですが、どうやらこればかりは一生忘れそうにもありません。
本日、2011年7月5日。1年間の長くて短かった世界一周と言う旅路を終え、日本に帰国します。
長い間読んで下さりありがとうございました!
メガタこらむ 世界一周Ver.
永田 保幸
To Be Continued...
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Comments:12
- 感動! 2011年7月 5日 09:17
ひそかにずっと楽しく見させてもらってました!
ついに終えるのですね。
今まで自分もまるで現地にいるかのようにみずみずしいコメントにワクワクしながら読ませてもらってました!
ひとこと、ありがとうございました&おつかれさまでした!- りょうた 2011年7月 5日 10:50
一年前に偶然、発見したブログを毎朝チェックするのが日課になってました。
僕自身も旅に行っている気分で本当に読んでいて楽しかったです。一年間ありがとうございました。
そしてお疲れ様でした。
- りさ 2011年7月 5日 11:59
感動したー!!
たくさん話きかせてね~
おつかれ!- ヤギ 2011年7月 5日 12:18
見てて楽しかったです!
今度呑みながら話し聞かせてくださいね~
- 誠塾長 2011年7月 5日 13:24
この一年間ブログ楽しく読んでたよー。
もっと読みたいからもう一周して。
- エースケ 2011年7月 5日 14:59
世界一周おめでとう!もう終わっちゃうんか。この1年、出来る限り毎日チェックしてました。1年楽しませてくれてありがとう。お疲れさまでした。自称ミツ+誠塾長+アダチの親友より
- em 2011年7月 5日 17:30
僕も同じ時期に海外に行きこの間帰ってきたので勝手に仲間意識が芽生え毎日チェックしていました。僕は1年同じ場所に在住していたので永田さんの世界一周には本当に刺激を受けました。ありがとうございました!
本当にお疲れさまでした!
- ZLOW 2011年7月 5日 20:42
お疲れ様でした。
毎日楽しみに読ませてもらいました。- 友香 2011年7月 5日 21:46
おかえりなさい!永田さんの撮る写真が大好きでした。
特にお酒とつまみは自分も味わっているかのようで、
毎日美味しい気分にさせていただきました。
たまに帰国後ブログも書いてくださいね。- の 2011年7月 7日 07:38
楽しみなブログの一つでした。
ありがとうございました&おかえりなさい!- nagata 2011年7月 8日 16:14
みなさん、レスポンスが遅くなってすみません。
嬉しいコメントありがとうございます!毎晩、毎晩呑みすぎてしまっていますので、もう少しお待ち下さいw。
- タイガー 2011年7月12日 04:47
ボクも変わらない街の景色の中で一年間旅をし続けてきたつもりです。
今は少しだけ忙しいフリをしてるけど近々必ず飲もう。
もうちょっと会えるのをワクワクさせて下さい☆では、近々^^
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